2023年3月23日木曜日

無伴奏チェロ組曲

 3月21日バッハ生誕記念を祝して無伴奏チェロ組曲第一番全楽章と2.3.6番のプレリュードとグスタフマーラーのアダージェット、オリジナル曲をやった。

毎日10時間以上弾いて臨んだ本番でしたがまぁ自己採点ではこんなもんでしょう!という感じでした。


そんな峠を越えちょっと気になっていたことをやってみた。

それは所有するベースでバッハをやってみる!

結構皆さん、Fodera presentationが私の音がする♪と言ってくださりまぁ自分でも一番付き合いが長いベースなのでコントールがしやすいのは事実ですが、それは置いておいてフラットに弾いてみて、聴いてみてそこんとこどう?っていうのをやってみたかったんですよね。

使用楽器は

Fodera presentation、emperor custom5

Warwick Alien6、RB Alien

Ibanez SR5006、EHB1506

の6本。

まぁそれぞれに良さごありどれが一番いいみたいなのは無いなぁ、という結論をもとに検証を発表します。

●Fodera presentation

付き合いが一番長いので痒いところに手が届くのは言うまでもなくなのですがやはり流石のバランスですね。とにかく上品!やっぱり綺麗だわ。強弱の幅も申し分なく特に減衰する音の作り易さは天下一品。

●Fodera emperor custom5

正直アクティブだし期待してなかったのですが、それは大きな間違いでした。こんなに綺麗な音で表現の幅があるとは思わなかった。1〜5弦までの音の分離や倍音の処理のし易さ、やっぱりFoderaすげ〜!って感じでした。

●Warwick Alien6

このところは毎日これしか弾いて無かったのが良かったのか、アコースティックならではの深みのある音と弦をリチャードココのニッケルに変えたのが幸いしとても綺麗な音に。ピエゾピックアップの音での比較になるので生は置いとくとして、こちらもなかなか頑張ってくれてました。私が一番気にするところは細かいニュアンスがどこまで再現されるか、なのですがFishmanのプリが内蔵されてるのですが表現される芳醇さはまだ引き出せて無い感じでした。そのまま弾いただけど平らな感じがまだありますね。

●Warwick Rock Bass Alien6

弦をナイロンのフラットワウンドにしてありそれで調整をしてあるのでそのまま検証してみた。これが意外に良かった。クラシックギターさながらの柔らかな音は他には無いとても切ない感じの音で古楽器の雰囲気がある。PUとプリはAlien6と同じなのにこちらの方が強弱などの表現力か豊かに感じたな。

●Ibanez SR5006

日本のハンドメイドの最高峰に入るであろうこのベース。独特の粒立ちが印象的で立ち上がりが速いせいか旋律のハッキリさは他のベースには無い感じ。強弱などの表現力はなかなか凄い!ケンスミスの音にも似てる気がするけどやっぱりIbanezだよなぁって感じでした。

●Ibanez EHB1506

この中で唯一ヘッドレスでしかもマルチフレット。もうこれだけでクラシックを弾くこと自体に興味深々でした。が、しかしヘッドレスのせいか倍音の処理がとても心地いい。しかもエレクトリックということを忘れさせられる程アコースティックな感じの音弾き心地なのはびっくりしました。マルチフレットのため6弦側が35inchで1弦側は32inchということで1弦のサスティーンにはちょっと物足りなさを感じたがバランスがとてもいいので聴いてみると意外にも自然な響きで、ああそういうことなんだなぁ、と感心させられました。


いかがでしたか?なかなか上手く伝えきれて無い部分も多々ありますが、これはもうどれで弾いてもアリだな!って感じでした。Fodera emperor customだけは5弦でHigh-Cを張っているので全く異質になるかと思ったのですがそれは問題外なことがよくわかりました。


あなたならどんな音でバッハを聴いてみたいですか?


0 件のコメント:

コメントを投稿