2011年7月20日水曜日

がんばって欲しいなあ

先日の7/18に川越市民会館にて9才の天才ピアニスト奥田弦君、ベテランジャズドラマーの安藤正則さんとコンサートがあった。
私のソロはかねてから賛否両論ある。というのもベースらしくないフレーズを弾きまくることが一番の要因だろう。しかし私にはあまり関係ない。
どのジャンルにも様々な規則がある。特にジャズやクラシックは凄いですよね。もしこれが音楽ではなく国同士だったら戦争勃発なくらい「これはこうだ!あれはああだ!こんなのはジャズじゃない!こんなのはクラシックじゃない!音楽をなめてる!・・・」などなどま〜大変なことになるでしょうね。
私のYouTubeの「平家物語」のコメントを観て下さった方はよくご存知かと思いますが、実に批判とクレームばかり 笑。

ちょっと話はそれますが、以前私がラジオのパーソナリティーをやることになった時のこと。局長から「憎まれるくらいの番組を、批判されるくらいの番組をやって欲しい!」と言われました。最初は意味がよくわからなかったのですが、局長が「毒○三太夫さんは最初の半年間はクレームだらけだった。しかし時を重ねて行くうちに逆転現象が起こったんだ。今では大変な番組だろ。箸にも棒にも引っかからない方が問題なんだ。憎まれて、批判されて、そんなことが実は大切なことなんだ。」といっていた。

話は「平家物語」に戻りますが、最初はちょっとへこんだんです。あまりに批判ばかりでしたので。。。
しかし、今となってはありがたいです。聴いてさえくれればカウントは上がるんですよね。そしてまた批判してくれる。気が付くと批判している人達に私の良さを解いてくれるコメントを残してくれる人まで現れる。
こんな素敵なことはないですよね。

私は音楽で表現して行くことが生きて行く上での最低限の約束であって、それから先は自分が感じて来た人生と見て来た自然との交わりから感じたものを紡ぐ以外に大切なことは無いという「我流」なのです。

私はジャズマンでもクラシック奏者でも、ありません。もしかするとベーシストでも無いかも知れません。大切なのは音を自分なりに楽しみ、それに共感してくれる人達と共に生きること。
ジャンルの垣根や楽器の垣根、年齢の垣根も私にはナンセンスなんです。そこに奏者とお客様の笑顔があればそれでいいのです。
この7月7日で音楽生活16年になりました。このまま頑張って続けて行きたいと思っています。

弦君はまだ9才。天才と言われていい部分も辛い部分もいろいろあると思うけど「我流」で頑張って欲しいな。