今までライブハウスといったらグランドピアノがある。そう思い込んでいた。
YAMAHA C7を思い切って入れてあれから何年経ったのだろう。
弾くお客様は殆ど来ず客席数を考えたらピアノは手放そう…そう思ったのは先月のこと。
随分と悩んだし色々と考えたり思い出と浸った。手放すその日は流石に辛かったし寂しかった。このピアノと一緒に作って来た音楽がこれで終わるのだと思うと後ろ髪を引かれてしまう。自分がピアニストだったら…そう思うこともよくあったが私には必要の無い楽器だ。
しかし、その決断は良かったようで客席数が増えたにも関わらずまだ足りない事態がお陰様で続いている。特にイベント時は大変だ。コロナで席数を15席まで減らしたのだがピアノを手放すことで25席にまで増やせたが最低でも30席は必要な事態になって来た。それを考えても思い切って本当に良かったと思っているしキーボードがあるので今のところは全く不自由はしていない。
話は変わり、来月私の37作品目のCD「シテール」が出来上がって来る。こだわり抜いた今回の作品、なんとマスタリングを5度もやり直すという異例の事態に。理由としてはいつくかあるが、主にはマスタリングの段になり新たな技術が導入されやり直すことから始まりその新技術が幸いにも複数あったことで試してみることに。最後はアナログマスターの制作へと移行して行った。
今回のCDの大きな特徴のひとつは、デジタル録音であるにもかかわらずアナログな音が楽しめるところだ。
CDが完売した暁にはレコードの販売も考えていることを見据えての高音質アナログマスターの制作となったこと。
なんだとなくマスターを聴いているがいい音で毎回ワクワクする。
来月の発売がとても楽しみで仕方ない。
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