クラシック音楽との出会いはこのベースがなかったらただ好きなだけで終わっていましたね。来る日も来る日もバッハを弾き続けていたあの頃。。。なんか懐かしいな。
このベースはなぜかわからないがクラシックばかりを弾いて覚えさせてた感がある。
あの頃はそんないい音になるなんてわからなかったけどね。
クラシックばかりを弾き続けて5年ほど経った時、なんとなく「あれ?」って音が顔を出し始めたけど、相変わらず言う通りの音なんてほど遠い感じのツーンとおすましな無表情な音。それからさらに3年。「あれ?いま何か返して来た?」。8年会話を試みて来て全く返事がなかったこのお嬢様から小さな返事が返って来た。再び音を返してみるとやはり反応があった。それからというもの嬉しくて今度は様々な音楽を弾いた。もうこれから先はどんどん良き相方になっていった。なんだか不思議なんだけどいつでも言うことを聞いてくれる訳ではないんだ。長く車に乗った後なんかはほとんどいい音がしない感じだったり、温度湿度に気を使ってあげてて磨いてあげたりするといい音で鳴ってくれたりする。
喧嘩もあったなあ。力づくでこの音だ!みたいに弾くとスッカスカな音がしてしょんぼりしたり、この音が奇麗なんだよなあ、と思って偉そうに弾くとまた酷い音だったり。
そうかと思おうと私の調子が悪いときにはとてもきれいな音で助けてくれたり。
そんなこと言ってるとおかしい人みたいだけどそんな感じなんですよ。本当に。
昔は多くの楽器を弾いていたけど、それ以来はこれだけ。
このベースだけになって10年くらいになるのかな。アコースティックよりアコースティックっぽいてよく言われ、生楽器と一緒の時には他のミュージシャンからこのベースで!と指定されることも多い。
そして今年に入り本格的にもう一つの楽器?が。。。
それはMac。
以前からレコーディングでは使っていたのですがまさかここまで使うことになるとはこれもまた思ってはいなかった。
MIDIを使ってクラシックなんかの作曲やこんな感じかな、というでは使っていたが、とんでもないサンプリング音源に出会ってしまったのですよ。
サンプルの音源を聴いて居ても立ってもいられない程興奮してしまった。もう全くといっていい程生の音だったのです。ストリングス、ブラス、パーカッション、どれも凄く美しい!
ただ、音が奇麗でもそれをコントロール出来ないとやはり変な感じになるのは以前から使って来たソフトで感じていたのですが、そのコントロールがまた素晴らしくリアルで細かい。わずかなフレーズでも作るのちょっと大変だけど出来上がったときには本物のオーケストラみたいで大喜びしてます。
最近では相棒のベースと、このクラシック楽器のソフトを使っての制作が主になってきてて、友人がこれはもうちゃんとしたオーケストラだから名前つけた方がいいよ!ということで「MAKOTO ORCHESTRA」というなんのひねりもない名前ですがこれに落ち着きました。
最近ね、演奏の仕事がめっきり減ってちょっと気持ちが落ちっぱなしになっているのでこの音楽制作はいい経験にもなってる。一日中音楽に向き合っていて、飽きたのかなって思ったり、もう仕事として音楽は出来ないのかもな、って思ったりいろいろ思うけどや音楽しかないのだから、音楽をやり続けるしかないよね。
作曲や編曲、制作もかなり好きなんだろうなあ。ずっとやってる 笑。
11月はとにかく家でレコーディングを中心にやっているので暇を持て余したら遊びに来てね。
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