2014年5月5日月曜日

BassとCello

音楽だけで生きて行くのは本当に大変だ。端は好きなことをやっているんだから、というけれどおれはサラリーマンに憧れていたし。

そんな中で音楽を仕事以外の感覚でやるということはもう殆ど忘れてしまっている。伴奏に徹することが多くなるとソロスタイルがなかなかやりにくくなる。もともと不器用で頭も良くないからな。同時にいくつものことが出来ない、いわゆる一本調子。
しかし、そんなことも言ってられない。明日はSoloをやる。イメージを整理しておかなきゃな。

Bassという楽器は本当にシンプルだけれどもとても奥が深くて難しいとつくづく思う。
本来、ソロ楽器ではないが最近ではみんなソロをやることが当たり前になって来たよなあ。派手でお客様に届く技術や、音が定着して来たのかな。youTubeみてもまあみんな凄いよなあ。上手いし。おれは上手くはない。あの音が好きなんだな。
それでも、お前より上手い奴がいるとかわざわざ言って来る奴がいるけど、そんなものは関係ない。おれにしか出来ないことはそいつには出来ない。それでいいと思っているからな。まあ、そうは言ってもそのおれにしか出来ないことを追求するって言うのが骨が折れる作業なんだよな。
おれの場合はとにかく自然にふれてそれをフレーズにしてイメージを整えてもう一度フレーズに返す、という作業が主なのだが、最近疲れているのかなかなかソロイメージまで辿り着かないんだな。それでもやらなきゃならないのは結構苦行だったりする訳だが、他の人たちが仕事で味わっている感じと同じだよな。

自分の場合は本当はソロはあまり気が進まない。なんといってもしっかりと低音で支えているあの感触がはまる気がする。
ピアノとやる時には困ることがとても多い。思い切りかぶるだけではなくなんだか違和感を感じるかぶり方なんだな。ユニゾンであってもね。そんなことを払拭したいという思いもありチェロでやるようになった。これはいいな。弓を使うことももちろんだが、支える感、若干の高音でのアプローチは有効なことが多いように思う。コントラバスでもいいのだが、持ち運びや置き場所を考えるとちょっと難しい。チェロは軽い、小さい、存在感もあり、程よい低音と高音は演奏していても心地いい。

お客様と伴奏者として求めてもらえる限り続けられるがそれは明日で終わりかも知れない、おれも立派なリストラ予備軍の仲間だ。

さあ〜て。

体当たりで行くしかないよな。


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