2013年9月2日月曜日

愛機 フォデラとの歩み

6弦ベース。。。初めて手にしてからもう24年になるなあ。

最初に手にしたのはMoonのブビンガだったなあ。凄く重かったのを覚えてる。
もともとエレキギタリストだったのですが、指で弾きたいと思った時に近くにあったのが友人のベースでした。それで18才でギターからベースに移行し、ベースは普通4弦なのだけど、ベースについてなんの知識も無いまま、ギターと同じ6弦が弾きたかったので探したんだよね。そしたらいくつかはあったの。ケン・スミス、トバイアス、カールトンプソンなど
など。。。中でもケン・スミスの音はとても気に入ってね。値段を聞いてビックリ!当時まだ20才くらいの時で98万円だった。他のメーカーも同じような金額だった。そんなころ「Moon MBC6 ブビンガ」(国産)が
30万円ちょっとだったと思うんだよね。決して安くはないのだけれど、他と比較したらメチャクチャ安かったわけ。そうして6弦ベース人生が始まったの。

Moonのベースはとても丁寧に作られていて繊細だけれどしっかりとした芯のある音でベースとしては申し分のないものでした。しかし、楽器店でケン・スミスを発見してしまったんです。試奏はタダ!そう思って手を伸ばしてしまったの。「あ!ヤバいかもしれない。。。欲しくなっても到底買えるものではないぞ。弾いてはいけない!やめろ!絶対に欲しくなってしまうぞ!やめろ!やめるんだああああ!」と心の葛藤から我に戻った時には時すでに遅し。弾いてしまっていた。「いくらですが?」恐る恐る聞いた。定価は98万円。どんなに安くなってもたかが知れているわけよ。店員さん「特別に75万円でいかがでしょう」。訳がわからなくなっていたな。割引された額、およそ24万円!これって普通にいい楽器が1本買える金額なわけだ。

でも偉かった自分。我に帰り踏みとどまった。しかし寝ても覚めてもあの音が忘れられない。それからその店に通い、本当に欲しいのか、出したい音なのかを確かめた。行く度に惚れ込んで行った。
そんなある日、店員さんから「このケン・スミスを作られた方が独立をして工房を持っているんですよ。最近始めたばかりと言ってましたが弾いてみますか?フォデラって言うんですけど」。

まだ弾いても見てもいないのにその話を聞いただけで電気が走ったんですよ!ズババババッーーーー!って。

その数ヶ月後試奏用に何本かのフォデラが店にやって来た。
店に向かう途中、体が震えてたなあ 笑。
まるで初デートで恋人に会いに行くような感じ 笑。

そして、慎重に数ヶ月の時間をかけて慎重に選んだ最初の1本を決めた。
初の100万円を超える楽器。しかも楽器購入のための初ローン。
いよいよフォデラデビューの時がやってきた。

 真ん中の大理石のようなのが最初のもの。右が2本目、5弦フレットレス、左が今なお使っているもの。



音は自分のイメージにドンピシャ!この上ない喜びだったなあ。
そして3台目に名器、写真左の「6ストリングスコントラバスギター No13」との出会い。

大変なオーラを感じました。
しかし弾いたときの音には納得はしていなかったんです。正直いい音とは思えなかったなあ。けどなんだかわからない程のオーラで手元にやって来た。
石の上にも3年。そう思って弾いたけど、全くピンと来なかった。5年経った。なにかが変わって来たけど、これと言った感じではなかった。桃栗8年経ったある日、今までに無い親近感というのかな。音が近い。イメージが伝わるような感じがした。

その当時私の参謀を務めてくれていたベース


それから先は目覚ましい勢いでイメージのやり取りが始まった。



この出会いが無かったら今の音楽は無かったなあ。

続きは後ほど!





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